カテゴリ:四方山話し( 150 )

2週間経過

会社に入社して2週間が経過。
入社2週間の新人にできる仕事なんて・・・
と思いきや、既に毎日夜の22:30が定時な感じで働いてます。
ただ、悔しい事に自分の上司は、さらに遅く迄仕事?してます。
今日、はじめての社長との個人の方針レビューがあり、「当面の目標は?」と聞かれて
「○○さんを定時で退社させる事です。」と答えて、承認をもらった。
これで自分の目標である「上司を定時で退社させる」がPublicになった。
○○さん、早く帰ってくれ・・・
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by tks-thekid | 2009-06-17 00:17 | 四方山話し

仕事三日目

さすがに、約4ヶ月間、仕事という仕事をしていなかったので、キツい。
おぼえなければいけない事が山積み。
というか、どこがゴールなのかすら、全く見えてない。
ただ、やらなければいけないと思える事が目の前に有るという事がどれだけ幸せか。
自分の仕事が評価されようがされまいが、自分自身がしっかりとした目標を持てているし、その目標については、明確に勝敗が決まる。
それは自分の上司が普通に定時で退社できるようにする事。
裁量労働制である以上、いくら残業しようと、びた一文出ない。
だからこそ、自分の上司を1秒でも早く退社させる事が重要なのだ。
その上でパフォーマンスを上げる。

とにかく今は仕事でくたくたになれるのがうれしい。
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by tks-thekid | 2009-06-04 23:10 | 四方山話し

内定

今年の2月末に失業して以来ようやく、就職の内定がとれました。




長かった・・・・・

こちらのブログもお休みさせて頂き、皆様には大変ご心配をおかけしました。
まだ、しばらくバタバタする日が続きそうですが、こちらも少しずつ書いて行こうと思います。

取り急ぎご連絡まで。
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by tks-thekid | 2009-05-29 12:34 | 四方山話し

iPhoneにしちゃいました。

誕生日を機に、購入価格、月額利用料ともに、安くなったiPhoneに機種変更した。
当初、NOKIA N82も候補に上げていたのだが、知り合いが店長をしているソフトバンクでは、すでに在庫切れしており、尚且つiPhoneの販促に力を入れているとのことで、半ば衝動的にiPhoneに決めてしまった。
結論から言うと、iPhone最高である。
自分がハンドヘルドガジェットに求めるものが、ほぼ完璧に実現されている。
勿論、改善の余地が皆無という訳では、無い。
とくに、3Gの電波感度は、非常に悪い。
また、メールのリアルタイムなやりとりは、通常の携帯電話のそれにくらべて行ない辛い。
というのも、通常の状態で、メールの受信を着信音やバイブで報せてくれる機能が無い。
iPhoneは、そう言った意味で言うと、電話の出来るハンドヘルドMacだと言える。
ともあれ、今は不満を遥かに超える満足感を感じている。これは、もう絶賛に値する。
今回、コストを意識して8Gを選択したが、これも今のところ正解だったかな。

ただ、いずれにしても、普通の人には絶対に向かない。
いわゆる、オタク向きのニッチなデバイスだ。
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by tks-thekid | 2009-03-09 10:12 | 四方山話し

ストロボ

先日の話の中で、ストロボを使ってみることをお勧めしたのだが、これはストロボとカメラの調光技術が格段に発達したからだ。
以前のストロボは、本当に使いづらく、普通に写真を撮る事ですら困難なレベルの物だった。

所謂、マニュルストロボなのだが、これは撮影するたびに撮影距離とレンズの焦点距離からF値を計算し、ストロボの発光量がレンズのF値に対して適正露出になるように調整しなければならないという、かなり面倒な代物であった。
時間をかければ使えない事は無いし、その面倒な設定をおこないつつストロボ撮影する楽しみはあったのだが、ちょっと設定を失敗するだけで、真っ暗だったり真っ白の写真を簡単に作る事ができた。

この後に出たのが、外光オートストロボだ。
絞り値を一定の数値に設定しておけば、光量をストロボ側で自動で調整し発光してくれるようになったのだ。
これで、かなりの状況で普通には使えるようになったのだが、まだまだ自由な撮影ができるレベルでは無く、やはり細かい設定が必要な事には変わりが無い状況であった。

そういった事を、ほぼ全て解決したのが、TTLオートストロボで、それまではストロボ側が持っていた、ストロボ受光素子をカメラ側に持たせたのだ。
TTLとはthrough the lensの意で、レンズを通った光で調光するという意味である。
外光オートでは、絞り値のフレキシビリティや接写時の自動調光など様々な問題を抱えていたのだが、基本的には、全て自動で行えるようになった。
この仕組みが開発された事により、それ以前は、ストロボとカメラは切り離されて考える必要があったのが、事実上カメラの一部となったのだ。
基本的に、カメラのホットシューに取り付けるだけで、何も考えずに使えるまでになった。
更に、ストロボのバウンス角まで計算して調光するので、バウンス機能を使った自然なライティングも、無理なく行える。
メーカー純正のストロボを使う事で、更に様々な機能を、難しい操作無しで使用できるし、多灯ライティングなども、最近の中級機以上では、ほぼ標準で装備されているリモート機能を使って非常に簡単に行えるようになっている。

どんなにカメラが進化しようともアベラブルライトでの撮影には、結局限界がある。
しかし、逆にストロボに頼らずに、アベラブルライトでの撮影を続けて来たような人こそ、本当のストロボの役割が理解できるのではないかと思う。
しつこいようではあるが、レンズ一本分くらいの価格で、純正フラッシュが購入できるので、是非ともストロボ撮影を行って見て頂きたい。
撮影の可能性が、想像以上に広がるだろう。
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by tks-thekid | 2009-01-27 10:54 | 四方山話し

レンズフードの必要性

「レンズフードは邪魔だから付けない」という人が非常に多い。
でも、メーカーは殆どの場合純正でレンズフードをつけてレンズを売っている。
レンズフードって必要なのか?そもそもレンズフードの役割って何なんだ?という疑問を抱いている人は少なくないだろう。

レンズフードの本来の役割は「不要な光がレンズに入るのを防ぐ」事であり、「レンズ保護」なのだが、結論から言うと、そんなに必要じゃない。
特にズームレンズの望遠側では、殆どその基本的な役割は果たせていないだろう。
でも、自分の場合は100%装着している。
例え夜であったとしても、スタジオライティングができるような状況でも、絶対にフードは装着している。
最近のレンズは非常に優秀なレンズコーティングのお陰で、レンズフードを付けなくても、不要な光による影響は受けづらくなっている。
しかし、これはつまらない拘りなのかもしれないが、レンズに対する思い遣りだ。

「レンズちゃん、まぶしいだろ、キミを傷つけたく無いんだ」的な。

ただ、古いレンズを使っている場合は、フードは不要というわけにもいかない。
古いといっても1960年代とかそこへんまで遡っての話しだが、レンズコーティングの質も去ることながら、経年劣化により、コーティングがはがれていたりという事もある。
そういうレンズに関しては、フードを装着する事で、劇的に描写がよくなる事がある。
もともと、クラカメから写真を始めた自分の場合、その時の慣習もあり、フードは絶対装着という癖がついてしまった。

いずれにしても、描写という観点で言えば、つけているに越した事は無い。
是非ともレンズを思い遣ってあげてほしい。
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by tks-thekid | 2009-01-23 12:42 | 四方山話し

「線が細い写真が撮りたい」

「線が細い写真が撮れるレンズは?」という質問を頂いた事がある。
「線が細い」というのは、言い換えれば「シャープな」という事になると思うのだが、結論から言うと些か極端ではあるがよっぽど古いレンズやトイカメラのような類の物意外は、基本的に非常にシャープで線が細い絵が撮れるレンズだと言える。
その中でも、ライカのウン十万するような最近のレンズは、素人目に見てもかなりシャープではあるのだが、逆に言えば「線の太い」レンズを探すほうが難しいだろう。
しかし、写真を見てみると、明らかに線が太い物と細い物がある。
これは、勿論レンズに起因するところもあるし絞りや、光線状態によっても描写が甘くなることがあるのだが、いずれにしても殆どが「ブレ」と「ピンボケ」によるものだと言える。

「ブレ」の要素は「手ブレ」「被写体ブレ」「カメラブレ」の3つだと思うのだが、まず「手ブレ」をなおす事でかなり写真をシャープにする事ができる。
一般的に、手ブレは「1/レンズの焦点距離(35mm換算)」以下のシャッタースピードで起こり易いとされているが、それ以上のスピードでシャッターが切れる場合に手ブレが起きないのかと言えば、そんな事は無い。
特に線が太いとか細いとか、そういうところに拘るのであれば尚更である。
どんなシャッタースピードであれ、手ブレは起きる可能性がある。
また手ブレ補正機能を持ったカメラやレンズが一般的になってきたが、あくまで「補正」であって、それ自体が無くなっているわけでは無い。
この「手ブレ」を軽減する為には、まずしっかり意識する事だと思う。
体の力を抜き、脇をしめ、肘を体にあてて固定し、息を止めシャッターを切る瞬間に絶対にカメラを持つ手が動かないように意識する事が何より重要であると思う。
また機材の面から言えば、自分の体型にあったカメラを選ぶ事も一つ重要な要素でだろう。
例えば、500gのダンベル体操でもきつい様な女性がカメラとレンズの総重量が、1kgを超えるような機材で手持ちで写真を撮ろうとすれば、手ブレも致し方ないという感じだが、それでもカメラの支え方を工夫すれば、しっかり支える事ができる。
アイレベルファインダーのカメラであれば、自分の「顔」も重要な支点となる。
右手でボディ、左手でレンズ、そして顔でカメラを背面から支えれば3点で支える事ができるわけだ。
ウェストレベルファインダーのカメラであれば、更に支点を増やす事ができる。
まずは自分の体、両手の3点に加えて、ストラップの長さを調整して、ストラップを張った状態にして固定する事で合計4点で支える事ができる。
ストラップでカメラを支えるというのは、ウェストレベルファインダーのカメラだけの事では無く、様々な形のカメラでも使える。
ともかく、どんな形であれ、しっかりとカメラを固定する事が重要だろう。

「被写体ブレ」を防ぐには、シャッターを切るタイミングとシャッタースピードを上げてやる事しかないだろう。
厳密にどのくらいで被写体ブレを起こすかというのは、被写体の動く速さに依存しているのだが、人物等のスナップでは、大体1/30くらいが微妙な線で、最初から動いてる状態の、例えばスポーツ等なら1/200以下はきついんじゃないかなと。
シャッタースピードを上げるといっても、限界があるので、どうしてもアベラブルライト(その場に初めから存在する光)での撮影が難しければストロボを使う事も考えるべきだろう。
ストロボ撮影を毛嫌いする人もいるのだが、やってみると、これが結構面白い。
バウンスさせたり、ディフューズさせたり、色々と工夫する事で自然な光が作れるようになれる。
特に最近のストロボは、様々な機能があり、多少練習すれば誰でも使いこなせるようになっているので、是非とも挑戦して頂きたい。

「カメラブレ」を防ぐのも、シャッタースピードを上げてやるしか無いのだが、その仕組みを理解するだけでも多少軽減になる。
カメラブレは、一眼レフで言えばミラーショックとシャッターショックによって起きるブレの事である。
シャッターを切ると、カメラの中では、ミラーが跳ね上がりシャッターが走るのだが、シャッタースピードで言えばと0.1秒とか0.01秒とか、とんでも無く高速に動作しているので、それなりのショックが起きるのは当然である。
手ブレとの関連で考えると、「1/レンズの焦点距離(35mm換算)」以下のシャッタースピードを基準にすれば、標準から広角レンズで、それを基準にシャッターを切った時にボディブレの影響を受け易い状況になるという事だ。
望遠の場合は、「1/レンズの焦点距離(35mm換算)」以下の基準で考えると、例えば200mmのレンズなら1/200秒が基準になるのだが、そこまで速ければ、ミラーショックやシャッターショックの振動の波がボディに影響を起こす前にシャッターが切れているので、殆ど影響が無い。
広角になればなるほど、手ブレには有利だが、少なくとも1/60に満たないシャッタースピードでは、ボディブレや被写体ブレには、逆に注意を払う必要が出てくるということになる。
広角レンズだからと言ってもブレに対する警戒は必要でありシャッタースピードが稼げるのなら、ある程度速めで切ってやる事を意識するべきだろう。
またカメラブレは、三脚で固定した状態でもおき得る現象だということもしっかりと意識しなければならないだろう。

話しは逸れるが、ライカのような一見無駄とも思えるほどの静粛性を追及したカメラは、カメラブレを極限まで抑えたカメラと言えるだろう。
そういった意味では、「線の細い写真」=「シャープな写真」という事で追求していくと、やっぱり布幕横走シャッターのライカなのかもしれない。

ともあれ、ブレボケ写真を警戒するあまり、シャッターが切れなくなっても仕方が無い。
多少ぶれていようが、ピンボケしていようが、写ってなければ意味が無いわけで、本音を言うと、個人的には、あんまり気にしていない。
というか、全然気にしてないかも・・・
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by tks-thekid | 2009-01-22 12:35 | 四方山話し

デジタル写真の弱点を補う

昨日書いたように、デジカメで撮った写真のシャープネスは、一様に失われる傾向にある。
これは、フィルムをデジタルスキャンしてもスキャナーの性能上、同じような結果になるだろう。
「シャープネスが弱い」=「線が太い」という事になり、折角良いレンズで撮った写真もなんとなくフィルムカメラで撮った時の印象とは違った出来上がりになってしまう。
そのシャープネスが失われるという弱点をフォトレタッチソフトで補ってやる事は、実はそんなに難しい事では無い。
そして、それをやるかやらないかで、写真の仕上がりは、全く違う物になるのだ。

その方法がPhotoshopなどのフォトレタッチソフトには必ずある「アンシャープマスク」の機能である。
この「アンシャープマスク」は、元々は印刷技術ではあるがプリントするしないに関わらずデジタル写真の仕上げの工程だと思って頂いて良いだろう。

アンシャープマスクのパラメーターは「量」「半径」「しきい値」の3つ。

量   :色の濃さの度合い。数値が大きくなるほど、くっきりとした輪郭になる。
半径  :輪郭の幅。画像が荒い場合は大きく、細やかな場合は小さくする。
しきい値:濃度差による、シャープがかかる範囲の設定。数値が0で全面にかかり、255で全面にかからなくなる。
数値が高いほど濃度差の高いピクセルにしかシャープがかからなくなる。

かけかただが、まず範囲を決めるので、「しきい値」の設定を行う。
色々とご意見はあるだろうが、自分の場合は、全体にかけるので、「0」にいつも設定している。
Adobe Help Centerでは「肌の色などにノイズやポスタリゼーションが生じるのを避けるには、エッジマスクを使用するか、2~20 の範囲でしきい値を試します。」となっているので、実は「0」というのは、正解では無いのかも知れないが・・・

次は「半径」なのだが、これは画像の解像度(プリント時のサイズ)にもよるので、一概にいくつだとは言いにくいのだが、「1」Pixelから「1.5」Pixelの間くらいで調整している。
Adobe Help Centerでは「通常、高解像度画像の「半径」には 1~2 をお勧めします。」となっている。

最後に「量」なのだが、かけすぎると、不自然になるし、少なすぎると効果がよくわからなくなる。
これもまた、画像の解像度(プリント時のサイズ)にもよるので、一概には言えないが、イメージとしては、「丁度いいかな」と思う数値から5%OFFな感じでかけると良いのではないかと思う。
大体の基準だが「50%」ではかなり弱すぎで、「200%」は若干やりすぎ。
という事で100%を中心にプラスマイナス50%くらいの範囲で調整するのが良いかな。
となると50%~150%の間くらい。
Adobe Help Centerでは「通常、高解像度プリント画像には 150%~200%をお勧めします。」となっているので、自分の設定は基準としては随分弱めだ。

この作業は「フォトレタッチ」のジャンルに入るのだが、飽くまで「みだしなみ」のようなものであり、「整形手術」では無い。
プロの方が見れば、「このアマチュアが!」とお叱りを受けてしまいそうなアンシャープマスク講座ではあるが、やってみるのが一番なので、Photoshop等のフォトレタッチソフトをお持ちの方は是非とも挑戦してみて頂きたい。
特に自宅でプリントをされている方には、必須のテクニックであると思う。
またDPEにデジカメプリントを依頼するときも同様だ。
ただ、くれぐれもかけすぎ注意である。

また、上記は自分の経験値による物なので、プロの方や専門的な知識を有されている方、また別の使い方をされている方がいらっしゃれば、是非とも容赦無くガンガン突っ込んで頂きたいと思いますので、よろしくお願いします。
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by tks-thekid | 2009-01-21 12:34 | 四方山話し

夢の撮像素子?

前回、ローパスフィルターの存在がレンズ交換式デジタルカメラの「超えられない壁」だという話しをさせた頂いた。
しかし、現在既に発売されているレンズ交換式デジタルカメラの中には、ローパスフィルターの無い物があるのだ。
その代表的な二つを紹介する。
一つは、FOVEON X3センサーを使用した、SIGMAのデジタル一眼レフのSDシリーズ。
もう一つは、一般的なベイヤー配列のKodak製の撮像素子を使用したLeica M8及びM8.2だ。

SIGMAが採用するFOVEON X3はCMOSセンサーの一種ではあるが、一般的な赤・緑・青の各センサーが空間的に異なる位置に並んでいるベイヤー配列のものとは全く異なり、赤・緑・青がシリコンを透過する特性が異なることを利用して、素子の厚み方向に3層にセンサーを配置している。
この層ごとにセンサーを配置する方式は、フィルムカメラのフィルムと同じスタイルであり、同一位置に各色のセンサーがある為、偽色が発生しない。
そういった理由から、ローパスフィルターは元々必要無いという撮像素子なのである。
しかし、ダストプロテクターなる、ゴミの侵入を防ぐ装備はあっても、フィルターが無い為、撮像素子に付着したゴミを除去する機能がカメラ本体に無い。

Leicaの場合は、はっきり言って力技である。
画像のシャープネスを優先した結果、無理やりローパスフィルターをはずして、偽色の発生は、画像処理エンジンで気合で処理させているのだ。
その為、ローパスフィルターで処理するべき部分はなんとか誤魔化せたが、赤外線カットができず、レンズにUV/IRカットフィルターを装着し、尚且つカメラ本体のレンズ検出機能をUV/IRカットに対応させる事で凌ぐという、国産メーカーなら絶対リコールな、禁じ手で乗り切った。
しかも、古いレンズは、レンズ検出機能に対応しておらず、それを対応させる為に更に一苦労必要なのだ。
これが60万、70万するカメラかよっ!と突っ込みたくなるのだが、しかしながら禁じ手と力技で無理やりローパスフィルターをはずしただけあって、その画像のシャープさは他の追随を許さないレベルである。
高性能なMマウントレンズのレンズ性能を余すところ無く発揮させている感じだ。
正直、モノクロだけなら最強のカメラだと言える。
ただ、前述したとおり、撮像素子の技術的には、目新しい物は無く、FOVEONに比べれば論外の力技であり、Leicaだからこそ、なせる業だと言える。
日本のメーカーならこんな物は絶対に商品化しないだろう。

SIGMAのそれにしてもLeicaのそれにしても、根本的な問題が全て解決されているわけでは無い。
しかし、他のメーカーが成しえなかった事に果敢に挑戦し、それを商品化したという点は大いに評価するべきであろう。
いつの日か、このローパスフィルターや撮像素子に付着するゴミの問題、ベイヤー配列のセンサーによって生まれる偽色の問題や、フィルターによる感度の低下及び、ダイナミックレンジの低下を完璧に解決する技術が生まれる事をせつに願っている。
厳密に言えば、現状一般的なベイヤー配列の撮像素子では、以下の弱点がある。
事実上、光の2/3は使われずフィルターがあるお陰で、解像度は劣化してダイナミックレンジも狭くなる。
正に三重苦だ。
もの凄く簡単に言うと、ベイヤー配列の問題と言うのは人間でも細かい格子柄を見ると目がチカチカしするの同じ事と言った感じだ。

正直な話、もうベイヤー配列の従来の撮像素子には限界が来ていて、FOVEONのような根本的なブレークスルーが無い限り、これ以上の進歩は望めないところまで来ているのだ。
いくら連写が速くなり、撮像素子がでかくなり、高感度特性が向上し、画素数があがり、電池の持ちがよくなり、手ブレ補正機能が充実し、小型軽量化し、動画が撮れたとしても、所詮根本的なことは何の進歩もしていないと言うことだ。
70点の写真が何枚撮れようが100点の写真が撮れる可能性の無いカメラなんて、と考えると少し憂鬱な気持ちになる。

ともあれ、全く別のアプローチではあるのだが、コンパクトタイプのデジカメでAPS-CのサイズのFOVEON X3をのせているSIGMA DP1というカメラがある。
レンズ固定式のコンデジである為、そこまでゴミに神経質になる必要は無い。
そういう意味でDP1は、ベイヤー配列撮像素子が抱えるローパスフィルター等の問題の面では、FOVEON X3を使う事で、ほぼ完璧な回答を出した唯一のカメラではないだろうか。
若干ハードウェア的な作りこみが甘かったようで、レスポンスがものすごく悪いようなのだが、近いうちにDP2が発表予定なので、SIGMAのコンデジサイドからの挑戦にも期待したい。

本物の夢の撮像素子の登場はいつになるのだろうか。
また、FOVEON X3は本物の夢の撮像素子になれるのだろうか。

ただ、アマチュアの自分がこんな重箱の隅をつっつくような事をねちねち考えるよりも、今ある機材で撮影を楽しむ事の方が間違いなく有意義であると思う。

このままだと救いが無いので、次回はこの弱点を補う方法を。
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by tks-thekid | 2009-01-20 10:44 | 四方山話し

レンズ交換式デジタルカメラが超えられない壁

レンズ交換式デジタルカメラには、超えられない壁が存在している。
それがローパスフィルターの存在だ。

一般的なデジカメの撮像素子ではベイヤー配列といって赤・緑・青の各受光素子が空間的に異なる位置に並んでいて、各色でモアレの出る位置がずれて偽色とよばれる存在しないはずの偽の色にじみが発生する。
ローパスフィルターとは、撮像素子の前に入っている上記のような現象を防止する為の光学的なフィルターなのだが、このフィルターの存在があるために、どんなに高性能なレンズを使っても、そのレンズ性能の光学的な解像度を100%撮像素子に届かせる事ができないのだ。
それを補うために、カメラメーカーは高性能な画像処理エンジンを搭載し、フィルターでスポイルされた情報を再度補完させている。
極端な例えをするのならば、画家が安物の眼鏡をかけて、高性能な望遠鏡で月を覗き一生懸命に、よくわからないディティールを想像しながら、その絵を描いている状態なのだ。

また、ローパスフィルターには、本来の役目以外にも、撮像素子にゴミが直接付着するのを防止するという、重要な役割がある。
レンズ交換式カメラは、レンズを交換する際等に、ボディの内部に微細なゴミが侵入し電気を帯びた撮像素子がそのゴミを吸い寄せて、簡単には取れない状態になってしまう。
フィルムカメラであれば、万が一ボディ内にゴミが侵入しフィルムにゴミが付着したとしても問題が起きるのは、その1カットだけで、フィルムを送れば次のカットには影響が無くなるので、大きな問題にはならないし、レンズ交換後には空シャッターを切る等する癖をつけておけば、フィルムについたゴミで泣く事はほとんど無いわけだ。
しかしデジタルカメラの場合、撮像素子は、固定されているので一度ゴミが付着してしまうと物理的に除去しなければ根本的には解決できない。
その為、撮像素子の前にあるローパスフィルターや、ゴミ付着防止用の専用フィルターに帯電防止処理して、ゴミが撮像素子に直接付く事を防ぎ、尚且つフィルターを振動させたり、撮像素子を直接振動させて、ゴミを弾き飛ばしたり、振るい落としているのだ。

このローパスフィルターの担っている厄介な二つの問題が、現状、レンズ交換式デジタルカメラが超える事ができない大きな大きな問題である。
この大きな壁を超えた時、また一歩、デジタルカメラがフィルムカメラを完全に超えて行く日が近づく事になるのだが、そうそう簡単では無さそうだ。

※注【ローパスフィルターを装着していない撮像素子を使ったカメラもある事はあるのだが、今回は少し話しがややこしくなるので、取り上げない事とする。次回はその夢?の撮像素子のお話を。】
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by tks-thekid | 2009-01-19 11:40 | 四方山話し