システムを飯の種としない会社にとって、システムエンジニアは、”費用”。
システムを飯の種にしている会社であったとしても、サポートのエンジニアは、”費用”である。 直接的にお金を生まない、所謂”間接部門”なのだ。 久しく間接部門でエンジニアをやっていると、どうしても直接部門でお金を生んでいるほかの社員に対して、負い目というか引け目というか、そういう物を感じてしまうわけだ。 それは、仕事のやり方にも大いに関係する。 短期間、低コスト、同時進行。 そして”できない”を言わない。 仕事が終わらないなら、休まなければいい。 他の社員から、よく「どMですね」と言われるが、多少そういう傾向があったとしても望んでそうなっているわけではない。 ただ、今日思ったのだが、自分の技術や経験に自信があるのなら、会社に対する過度のエクスキューズはやめるべきだ。 もう、そういうのやめよう。 前の会社でもそうだけど、俺の専門分野で俺より分かる人間なんていないんだし、自分の能力を安売りするべきじゃない。 とはいえ、そういう性格は急には変わらない。 というか変えられない。 でも、客観的に自分を見た時、それなりに無理な事をしてきた分、いろんな事ができるようになった。 ちょっと自信を持っていいかな。 ということは、今の仕事のやり方を変えない限り、もっといろんな事ができるようになるのかな。 もっといろんな事ができるようになりたい。 30過ぎちゃったけど・・・
昨年の6月に前職のソフトウェア開発の会社に就職して1年、いろいろな事情があって、この6月に大分市内の某不動産会社に転職。
20歳でシステム屋になり10年間、ずっとこの道で飯を食ってきたけど、今回の配属先は「総務経理部」。 仕事の内容は、システムに関係するところが主だけど、システム専任というわけではない。 不動産の事なんて全くわからないので、一から勉強中。 転職して半月が経過したけど、既にいっぱいいっぱいだ。
RICOH GXRは、レンズと撮像素子を一体型にしたユニットを交換するタイプのデジタルカメラである。
発想自体は面白いのだが、撮像素子とレンズをばらす事はできなかったのだろうか。 レンズはレンズ、撮像素子ユニットは撮像素子ユニットとすれば、無駄に同じ撮像素子が搭載されたユニットをレンズがほしいばかりに購入しなければならなくなるという事態はさけられる。 先日、FM3Aデジタル的なカメラを望むという話を書かせて頂いたのだが、カメラの機構としては、マニュアルフォーカスカメラは、既に完成されているわけで、基本的な機能向上を望むユーザーは殆どいないだろう。 例えば、ファインダー交換を可能にするとか、そういった話はあるのかもしれない。 そう考えると、デジタルカメラ的部分のみをユニット化し、その部分だけが交換可能となれば、フィルムカメラ時代には存在した一生もののカメラとなるわけだ。 発想的には、デジタルバックと何ら変わりは無いのだが、個人的には、既存のフィルムカメラにデジタルバックをつけるという発想は、中判以上の、もともとそういう機構を持ち合わせているカメラにのみ正当な形であると考えているので、FM3Aデジタル的なカメラでは、ボディと撮像素子ユニットを最適化する形で1から設計して頂きたい。 例えば、廉価なCMOSを使ったユニットがあれば、Kodak製のフルフレームCCDの物があったり、高画素数の物もあれば、画素数を抑えた物もあるといった具合で、ユーザーの好みや使用状況に合わせて交換可能というのが望ましい。 ユニットとして規格化して、どんなメーカーでも参入可能にしメーカー毎に基本的な相互互換を約束するという形になれば最高だろう。 こうなると、フィルム時代のフィルムとなんら変わりは無くなるわけだ。 古い考え方なのかもしれないが、カメラは、本来一生ものであるべきだと思う。 おじいちゃんが使っていたカメラにフィルムを通して写真を撮ってみたら、携帯電話のカメラでは味わえなかった、なんとも言えない世界が写し出されており、それに感動し、カメラを斜めがけしてオシャレに写真をとり歩く女子が出現し、それが一つのスタイルになり”女子カメ”なる言葉が生まれたのだとすれば、今の時代のカメラの扱いはあまりに刹那すぎる。
明日にCP+の開幕を控えた今日、PENTAXが645Dの詳細を明らかにした。
まず、以下の図を見て頂きたい。 ![]() 一番手前のこの中では一番小さい青の四角が、35mmフルサイズ。 二番目の赤い四角が今回645Dで採用された、44mmx33mmの撮像素子。 三番目の青の四角が通常の645サイズだ。 フルサイズ比でその面積は1.7倍のサイズだが、645比で行くと約半分となる。 これは、645では無い。 35mmをフルサイズとした時のフルサイズとAPS-Cの関係に非常によくに似ているサイズと言える。 正直、これをどう捉えるべきかはよくわからないのだが、個人的には645のサイズに拘らなかった事は、正しい判断だと思う。 価格は売り出し価格で85万程度になるとの事だ。 PENTAXは「プロにも十分使ってもらえるが、あくまでメインターゲットは写真を趣味とするアマチュアカメラマン」としている。 もし、645サイズに拘ってしまっていたら、倍以上の価格になっていただろう。 そう考えた時に、やはりこのサイズにした事は正しい判断だったと言える。 中判のユーザーは、35mmフィルムユーザーに比べれば、フォーマットの違いによる画角の変化には、そこまで執着しないのではないかとも思うので、フルサイズより高画質で645のレンズが使えると言うだけで十分な気もする。 しかしながら、アマチュアカメラマン向けというのであれば、もう一声価格設定を頑張ってもらいたかった。 センサーはやはり、Kodak性のフルフレームCCDを載せてきた。 しかも、ローパスフィルターレスである。 さらにローパスフィルターレスでありながら、UV/IRフィルターにゴミ取り機能を実装しているあたりは非常に良い。 ただ、ローパスフィルターレスでありながら、モアレを抑える仕組みが何も無いというのは、チャレンジャーだ。 後処理の時にソフトで処理をかければ問題は無いだろうし、それができないような人間が買うカメラでは無いのだろうが・・・ むしろそういった割り切りも潔いと捉えるべきだろう。 このカメラは、強く外に持ち出して使われる事を意識した仕様になっているが、その思惑とは裏腹にスタジオカメラマンに多く普及して行くのではないかと思う。 近所の写真スタジオや結婚式カメラマンが、このカメラを使って仕事をしている姿が目に浮かぶ。 ともあれ、これはさすがに普通に買える値段では無い・・・ 奇しくもCONTAX N Digitalが2002年に初めてフルサイズセンサーのカメラを世に送り出した時の価格とほぼ同じ価格だ。 このサイズのセンサーを載せたカメラが普及価格帯にのるまでには、まだまだ数年かかりそうだ。
まずこの二台のデジタル一眼レフカメラのサイズ比較を見て頂きたい。
EOS 5D Mark II 幅x高さx奥行き 152 x113.5x75 mm 重量 810 g EOS 7D 幅x高さx奥行き 148.2x110.7x73.5 mm 重量 820 g 大きさこそEOS 5D Mark IIの方がわずかに大きいものの重量では10g軽い。 御存じのとおり、EOS 5D Mark IIはフルサイズセンサーで、EOS 7DはAPS-Cサイズである。 性能面では、センサー部分を外して考えると7Dの方が高性能と言える。 しかし、価格差は売り出し価格で2倍以上の差がある。 このことからわかるのが、撮像素子がカメラの価格を左右している事は現状も変わり無いが、重量の面では大きな影響は無いという事だ。 以前にも書いたがフルサイズセンサーが安くなれば、より安価なエントリークラスのカメラにも価格的に搭載可能となる。 そう考えると、APS-Cサイズのセンサーを乗せたカメラは過渡期の遺物となるのかもしれない。 今デジタルカメラのトレンドは”高感度耐性”と”ハイビジョン動画”である。 改めて考えると、この二つのトレンドはフィルムカメラでは全く関係なかった事である。 フィルムカメラでISO1600以上のフィルムを常用していた人など、ごくごくわずかだろうし、ISO1600のフィルムのノイズは結構すごい事になっていたので、あまり使いたい感じではなかった。 また、フィルムカメラの時代に、スチルカメラで動画を撮りたいなどという欲求自体あろうはずも無いのだ。 結論すると、デジタル一眼レフは、フィルムカメラをベンチマークとして考えた時に、もう既に行きついてしまっているという事だ。 それと同時に、新たな次元での進化と競争が始まったとも言える。 ここで個人的かつ妄想的な希望。 ニコンには是非とも、FM3Aデジタル的なカメラをフルサイズセンサーで作って頂きたい。 FM3Aがディスコンになって久しいが、ディスコン直前の売れっぷりを見ると、ニコンユーザーのMF派はまだまだ根強いと思われる。 実売価格で15万円程度だったら、馬鹿売れするような気がする。 現状D700が20万前後で売られているのを見ると、実売15万は現実的なところだと思うのだが、いかがだろうか。 動画機能などはけしていらないし、ライブビュー?なにそれ?でいい。 そしてEPSONはそろそろR-D2をフルサイズで行ってみようじゃないか。 価格はR-D1と同等程度が望ましいだろう。 本家ライカに気を遣ってしばらくは様子見状態だったのだろうが、CCDに拘らずα900と同じCMOSセンサー載せちゃえば充分できると思うのだが。 尚且つ本家には無いゴミ取り機能もしっかりつけてほしい。 絶対にバカ売れする。 両方ともコストパフォーマンスを考えると、センサーは必然的にCMOSになり、低感度側がきつくなるのは否めないだろう。 基本ISO200からで、拡張設定でISO100対応にして、シャッタースピードは1/2000まであれば、きっと誰も文句は言わない。 いや、俺は言わない。 あと、ペンタックスが細く長く生きていくのならLXデジタルだろう。 これも当たり前にフルサイズ。 もうアホなマニアしか買わない事間違い無しだが、そんなアホは大好きだ。 となれば、オリンパスはOMデジタルをフルサイズで作るしかないでしょう。 ソニーとキヤノンは、黙々と淡々と今の路線をどうぞ。
カメラの見本市と言えば、アメリカのPMA、ドイツのフォトキナが双璧をなしている。
日本でもPIE(Photo Imaging EXPO)があるのだが、何故かPMAやフォトキナほどの盛り上がりが無い。 カメラと言えば日本なのにである。 実は、そのPIEが様々な事情から2009年で終了する事となり、今年から、カメラ映像機器工業会が単独でCP+(カメラ&フォトイメージングショー)というイベントを行う事となった。 新しく、日本でカメラに特化した見本市を開催するという事で、今まではPMAやフォトキナを重視する傾向にあった日本メーカーも、今年はCP+に照準を合わせてきているようである。 その為か、先に行われたアメリカのPMAは、例年に比べてイマイチ盛り上がりにかける内容であった。 ソニーのミラーレス機の発表等はあったものの、その他のメーカーは大きな発表は控えている様子だった。 となれば、否が応でもCP+への期待は高まってくる。 京セラCONTAXが世界で初めて35mmフルサイズ有効629万画素のCCDを搭載したCONTAX N DIGITALを発売したのは、2002年の2月の事であった。 それから8年の歳月が過ぎ、ようやく35mmフルサイズ撮像素子は一般化し、プロでは無いごく普通のカメラ愛好家でも手が出せるようになってきた。 現在、フルサイズの撮像素子のカメラを持つ日本メーカーは、ニコン、キヤノン、ソニーの三社である。 その三社の中で、マニュアルフォーカス一眼レフの時代から一度も基本的なマウント変更を行っていないのは、ニコン一社のみで、キヤノンとソニー(ミノルタ)はマニュアルフォーカスからオートフォーカスに変更になる際に、マウントを一から設計しなおし、相互の互換が無い状態になってしまっている。 そういう意味で、ニコンのフルサイズ機、しかもセンサークリーニング機能を持った、D700とD3sの二機種は、はじめてニコンの歴代のフィルムカメラを超えたカメラになったと言え、その歴史的な価値は非常に高い。 実は、ニコン以外にも、マニュアルフォーカスの時代から基本的なマウント変更を行っていないカメラメーカーがもう一つある。 それがペンタックスである。 先日も、くみさんから書込みを頂いていたが、ペンタックスが何故フルサイズのカメラを作らないのか、やきもきしているユーザーは多いだろう。 もしかすると、ニコンユーザーよりも、ペンタックスユーザーの方が、オールドレンズに対する、思い入れが強い人が多いのではないだろうか。 そういった意味でも、今回のCP+では、645Digitalと合わせて、フルサイズ一眼レフの開発の発表に期待したい。 ニコンとペンタックスの現在のカメラの最も大きな違いは、”手ぶれ補正”であると言える。 ニコンはキヤノンと同じく、基本的に、ボディでは無くレンズに手ぶれ補正機能を搭載しているが、ペンタックスはボディに搭載している。 どんなレンズでも、手ぶれ補正の恩恵を授かる事ができる、ペンタックスのボディで、コーティングがボロボロになった、タクマーを使うなんて何とも楽しそではないか。
フォーサーズについて、その基本的な考え方は非常に完成されている。
特に、システム全体を一から設計しデジタルに最適化しているという点では、他には無い完成度を持っていると考えられる。 しかし、他社はデジタル一眼レフカメラの黎明期には、大きな問題とされていた問題を新しい技術の開発により、根本的に解決してきた。 但し、その全てが完璧に解決されているわけではない。 その為、かろうじてフォーサーズシステムには、他のシステム対する優位性を保ち続けている。 その優位性の最も大きい優位性が”テレセントリック性”である。 デジタルカメラとフィルムカメラで一番の違いは、フィルムカメラの”フィルム”に該当する部分で、その特性の違いによるものであると言える。 デジタルカメラに用いられるCCDやCMOS等の撮像素子は、基本的に撮像面に対して垂直に当たる光は、しっかり受光できても斜めに入ってくる光には、著しく受光量が落ちてしまうという特性を持っている。 フィルムも、多少そういった特性は持っているものの、撮像素子と比較した場合、斜めの光に対してもしっかりと感光できる。 それを解決する為に、撮像面に対して、レンズを通って入ってくる光を可能な限り垂直にするようにしなければならない。 その”テレセントリック性”をトータルで追及したのがフォーサーズである。 しかし、もしフィルムと同様に、斜めからの光でも垂直の光と変わらず受光できる撮像素子が開発されたとしたどうだろうか。 フォーサーズシステムの根本的な理念は音を立てて崩壊する事となる。 実は、そういった撮像素子が、既に開発され実用化されているのだ。 その撮像素子が裏面照射型と言われる物で、ソニー製のExmor Rがそれにあたる。 まだ、大型の撮像素子を必要とする一眼レフタイプのカメラへの採用は無いのだが、ソニー製やリコー製のコンパクトデジタルカメラで一部採用されているので、興味のある方は調べてみて頂きたい。 他方、この裏面照射型の普及によりフォーサーズはその立場を失いかねない状況に陥っているが、逆にマイクロフォーサーズには、最適なセンサーであるとも考える事ができる。 裏面照射型の最大の特徴は、S/N比の向上にある。 ものすごく簡単にいえば、高感度に強いセンサーという事だ。 いままで、他のフォーマットに比べてサイズの小さいセンサーを持つフォーサーズは、高感度に弱いのは、どうする事もできない問題であった。 しかしこの裏面照射型では、同サイズ比で2倍の高感度特性の向上をうたっている。 さらに、センサーサイズが小さければ小さいほど、その特性は顕著になるわけだ。 このセンサーをマイクロフォーサーズが採用する事となれば、非常に魅力的なカメラを作る事ができるだろう。 しかしながら、この技術の最大の保有メーカーはソニーであり、そのソニーは、あからさまにマイクロフォーサーズシステムへの対抗心を燃やすミラーレスAPSシステムを発表した。 マイクロフォーサーズは生き残る為に、この最強の相手とガチンコの勝負をしなければならない。
フルサイズミラーレス機を何故、そこまでに待望しているのか。
その理由は実は非常に単純だったりす。 フルサイズミラーレス機が登場する事で、世界中に数多に存在する、マニュアルフォーカスレンズの多くがマウントアダプターを介して、そのままの画角で使用できるようになってしまうからだ。 例えば、ライカMマウントやLマウント、M42、ヤシコン、キヤノンFD、ニコンFにPENTAX Kまで、ありとあらゆる、マウントのマニュアルフォーカスレンズを一つのボディで使えるようになる。 ミラーレスにする事でフランジバックが短くなり、アダプターで調整を行えば、あるゆるレンズが使用可能になるのだ。 また、ボディの設計次第では、一眼レフでは使う事が難しかったバックフォーカスの短い後玉の張り出したレンズも使用できる。 実際、マイクロフォーサーズでは、今まで難しいとされていたマウントのレンズがマウントアダプターを介して使えるようになってしまっている。 これはある意味でパンドラの箱である。 この箱を開けてしまうと、カメラメーカーは、古今東西のあらゆるマウントのレンズと競合しなければならなくなる。 しかし、ユーザーにしてみれば夢のような話だ。 レンズの性能は、40年前のレンズと今のレンズを比較すれば、それは間違いなく今のレンズの方が高性能になっている。 工業製品である以上、それは当り前の事なのだが、性能だけでは評価できない事があるのは事実だろう。 その性能という観点からは評価できない事がクラシックレンズの魅力なのだと思う。 話は変わって「カメラの進化」という観点から、このフルサイズミラーレス機を評価したときに、レンジファインダーカメラと一眼レフカメラの機構上の欠点の両方を解消し、またその逆のそれぞれの利点を持つ唯一のカメラシステムとなるわけだ。 半世紀以上の時を経てようやくカメラが、カメラとして新しい進歩を遂げるという事になる。
先日も少し話をした中判カメラだが、カメラとレンズを合わせたシステムの総重量はかなり重い。
その問題を解決したのは、レンジファインダーにしてレフレス化し本体、レンズ共に小型化する事だったわけだ。 Mamiya7あたりのデザインは、レンジファインダー機構こそ持ってはいるものの、6×7であのサイズなのだから、凄いとしか言いようが無い。 「一眼レフの方が先」というような書き方になってしまったが、カメラの長い歴史から見れば、むしろ逆である。 一眼レフの方が、レンジファインダーより後発なのだ。 この歴史的事実に、今フルサイズセンサーのカメラを持たないメーカーは学ぶべきだろう。 キヤノンやニコン、ソニーやペンタックスもそうだが、フィルム時代からの膨大なレンズ資産に縛られ、レフレスの小型フルサイズカメラシステムを一から作る事は事実上できない。 やってしまうと、自社の現存システムのレンズ資産が売れなくなってしまう恐れがあるからだ。 今、それに手を付ける事が可能なのは、フォーサーズ陣営のみ。 フルサイズとフォーサーズでは撮像素子のサイズが面積比で4倍も違う。 マイクロフォーサーズと、レフレスフルサイズのメーカー内での共存は十分可能だろう。 ここは一発、意を決してレフレスフルサイズの世界を一から切り開いてほしい物である。
時間の経過と共に撮像素子の価格は間違いなく下がっていく。
2002年末に35mmフルサイズの撮像素子が搭載されたEOS1Dsが発売された当時その実売価格は100万円前後であった。 2010年現在、35mmフルサイズの撮像素子が搭載されたカメラは安い物で20万円前後で手に入るようになった。 約7年間で、価格が1/5になったわけだ。 数年前まで冗談程度に話していた撮像素子交換式カメラも既に商品として売られているのだから、撮像素子の価格低下の速さを感じざるを得ない。 この調子で行けばこれから2年くらいで、35mmフルサイズの撮像素子が搭載されたカメラが10万円~15万円程度の価格まで下がる事が予想される。 簡単にいえば、エントリークラス~ミドルクラスにフルサイズの撮像素子が搭載される時代がもうそこまで来ているという事だ。 更に先まで考えると、その次の2年後には10万円を切る価格まで下がり、様々な事情によりAPS-Cサイズとのすみ分けはあるにせよ、エントリークラスのカメラに普通にフルサイズがのるようになるだろう。 「良いカメラ」のとらえ方については、ひとそれぞれ全く違う。 そう考えれば、どんなカメラも「良いカメラ」にも「悪いカメラ」にもなりうる。 しかしながら、技術は、特許等のからみもあるが、原則どのメーカーにも平等である。 フォーサーズは、撮像素子を他メーカーより小さくする事で価格を安く抑え、専用のマウントとそのレンズ群を一から開発する事で全てを最適化し、結果的に高画質で小型軽量で尚且つコストパフォーマンスの高いカメラを世に送り出そうとした。 その発想、着想それ自体は、個人的なとらえ方で言うところの「良いカメラ」を作りあげる礎として正しい事であったと思う。 フォーサーズが一号機であるE-1を発売したのは、2003年の3月である。 EOS1Dsが発売されたのは2002年末で価格は約100万円。 E-1は20万円を切る価格で店頭に並んだ。 E-1は現在Leica M9などが使用しているKodak性のフォーサーズサイズのフルフレームセンサーを搭載し、当時のAPS-Cサイズセンサーを搭載した他社のカメラを超える高画質とオリンパスブルーといわれる、独特の深い色合いで、プロアマ問わず高い評価を獲得した。 また、E-300では、さらに価格を抑え、フォーサーズを普及させた。 結局振り返れば、フォーサーズが当初の理想をカメラに実現する事で他社に対してアドヴァンテージを持っていたのは、ここまでだったように感じる。 その後Panasonic製のLive-MOSセンサーを搭載してから、結局”絵作り”という点で、Kodak製のセンサーを超える事は無かった。 Live-MOSセンサーの搭載により、ライブビュー機能など先進的な機能を次々と導入したものの他社の追従は早く、後発の他社はより低価格でそれを実現させた。 そこで、更に小型軽量に注力すべく登場したのが、マイクロフォーサーズだった。 これは本当に素晴らしいアイデアだった。 他社も新マウントを作らなければならず、そうそう簡単に追従はできないだろうと思っていたし事実そうだった。 がしかし・・・ここ数カ月でまずサムソンがAPS-Cサイズのレフレスカメラを発表し、続いてソニーまでもが参入してきた。 万事休すである。 これで、他社に対する全てのアドヴァンテージは失われる事となり、ただの”小さい撮像素子を持つカメラ”になってしまった。 詰将棋のように他社から追い詰められ、寄り切られてしまったのだ。 4年以内にフォーサーズが自然淘汰される事は火を見るより明らかである。 これは、フォーサーズ陣営の明らかな読み違えだ。 今の段階で、マイクロフォーサーズ以外の新製品の開発は中止するべきであり新マウントの開発に直ちにとりかかるべきだろう。 非常に残念だが、特にオリンパスには、方向転換を行う為の時間的な猶予は一切無いだろう。 オリンパスファン、フォーサーズファンとして、言い訳をさせていただくが、一体だれが、35mmフルサイズセンサーを搭載したカメラが20万を切る価格で買える時代が来る事を予想しえただろうか。 あまり好きな言葉では無いが「時流」という事だろう。 < 前のページ次のページ >
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