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カメラ選び その3

貧乏な自分にとって、写真を撮る際にかかるコストは、カメラを選ぶ中で最も重要な要素である。
いくら良いカメラ、良いレンズを持っていても、撮影をするたびに膨大なコストがかかるようでは、撮影自体が億劫になってしまう。
しかし、サイクルコストを考える必要が無ければ、今でもメインの機材はフィルムか?と問われると恐らく違うだろう。
フィルムは現像するのに手間と時間がかかってしまうからだ。
それでは、サイクルコストがかからず、現像するのに手間も時間もかからないフィルムカメラがあったなら、今でもメイン機材はフィルムか?というとそれも恐らく違うだろう。
自分の撮影スタイルで言うならば、デジタルでRAW撮りして、PhotoshopLightRoomで現像できる今の環境は、フィルムよりもはるかに使い勝手が良い。
デジタルの場合、フィルムのように撮って出しの状態では完結しない。
撮影、現像、プリントの全てを自分で行う必要があり、また自分で自分の部屋で行う事ができる。
またRAWデータで撮影しておけば、1枚のデータから、ネガフィルムっぽくとかポジフィルムっぽくとか、勿論、モノクロにも現像できるし、露出の調整や、コントラスト調整等までできてしまう。

「そんなの写真じゃないと」言われればそれまでだが、これが今の自分のスタイルなのだ。

そういった意味でも、自分の場合はメインの機材はデジタル以外は今のところ考えられない。

ただ、現状でフィルムカメラの資産があり、大きいサイズのフィルムフォーマットに拘るのであれば、まだまだフィルムカメラの活躍する余地は十分にあるわけだし、フィルムカメラでのレンズフィーリングに慣れてしまっていて、そのスタイルを崩したくないという向きにもフィルムカメラでなければならない理由は厳然と残る。
また、フィルムカメラには、デジタルにない「儀式」のような物が沢山残っており、その「儀式」を楽しむという考え方もある。
更に「フィルムカメラを使う」という制約条件下での撮影をこなしていくという楽しみもある。
こういった事は、ただの趣向と捉えられがちだが、上記のようなことが精神的な作用で、作品に良い影響を与える事は十分に考えられるわけだ。
画質という点で言えば、フィルムとデジタルを単純には比較できないものの、フィルム特有の「味」というものはデジタルでは、なかなか再現する事が難しいのもまぎれも無い事実である。
また、デジタルをメインの機材にするには、最低限のパソコンの知識と、最低限のスペックのパソコンを持っている必要があるだろう。
フィルムカメラとデジタルカメラを比較する際に、デジタルカメラには、パソコンという周辺機器が必要だと言うことをはずしては、考えられない。

単純に作品として写真を捉えた時に、絵筆としてフィルムカメラを使うかデジタルカメラを使うかの違いでしか無い。
ただ、個人的には、「フィルムじゃなきゃいけない」とか「デジタルが絶対に良い」とかいう先入観をまず捨てて、本当に自分に合っている方を様々な条件を比較しながら選択する事が賢明であると思う。

今日撮った、友人の子供(六ヶ月)の写真。
デジカメでRAWで撮って、LightRoomで現像。

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by tks-thekid | 2009-01-18 15:04 | E-300 14-54 2.8-3.5

カメラ選び その1

カメラを選ぶ際に最も重要な事は、そのカメラに何を求めるかと言うことになるだろう。

例えば、あの「決定的瞬間」で有名なアンリ・カルティエ・ブレッソンは、Leica M3に50mmのレンズがトレードマークだ。
彼を端的に表すなら「決定的瞬間」「ライカ」「モノクロ」だ。
彼は、シルバークロームボディのM3に「目立つ」という理由で黒いテープをベタベタ貼って使っていた。
そして、彼は、「曇り用がF5.6で1/125sec、晴れ用がF8で1/250sec」の凡そ二通りの絞りとシャッタースピードしか使わず、レンズも35mmと50mmの二本で主に50mm。
非常にシンプルなのだ。
下手をすると、上記だけの事であれば、30分説明すれば、何が撮れるかは別にして子供でもできてしまうだろう。

ただ、その後のプリント作業は困難を極めたようだ。
ブレッソンは撮影のみを行い、後の現像、プリントはプロのラボマンに頼んでいたらしい。
しかし、露出は固定で撮られているので、アンダーなネガやオーバーなネガが普通に量産されていたはず。
それを見事にプリントしていたラボマンの技術力は評価するべきだろう。

そんな彼の撮ったモノクロームの世界は、見る人を魅了し続ける。
そして、もう一つ重要なのが、彼は、世界的に有名な、報道写真家集団マグナムを代表する、写真家なのである。

方や、社会の教科書でもその写真がたびたび登場する「水俣」で皆さんもご存知であろうユージンスミスは、様々な焦点距離のレンズをつけたminlta SR-T101を7台も首からぶら下げて撮影を行っていたというエピソードは有名である。
また暗室作業への拘りも凄まじく、1枚の写真をプリントするのに1週間をかけ、100枚の焼き直しを行ったという逸話も残っている。
さらには凡そ、一般論としてのフォトジャーナリズムとはかけ離れた「漂白・重ね焼き・トリミング」を駆使した写真が彼の作品の特徴だ。
彼を端的に表すなら、「真っ暗闇のような黒とまっさらな白」「報道写真の中の演出」

今は、デジカメ全盛の時代であり、撮った写真をPC等で極力エディットしないのが善とされる。
しかしフィルムの時代、しかも報道写真でむしろそれを積極的にやり、「客観性」では無く「主観性」、「事実」では無く「真実」を伝えようとしたカメラマンであったと言える。

2人とも天才と呼ばれる写真家であるが、その撮影スタイルには、大きな隔たりがある。
しかし一見対照的である、2人のカメラマンの間にある共通点は、機材への拘りと、プリント、即ちアウトップの完成度への拘りだ。
その為、「道具」としてのみカメラを選んだ結果、それぞれのスタイルになったわけだ。

これは良くも悪くも、なんとも味気ないカメラ選びである。
ただ、この味気ない無骨さというか、その精神は、かなりかっこいい。

こんな人達に憧れている俺は、結果的に、この精神を自分のカメラ選びにも反映させているつもりだ。
カメラをただの「道具」だとして、その観点からのみ拘る、というスタイルである。

ただ、何度も言うが、とにかく味気ない。
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by tks-thekid | 2009-01-14 13:31 | E-300 14-54 2.8-3.5

レンジファインダーと一眼レフ

カメラには、様々な種類の物がある。
今、最も一般的なカメラが一眼レフだろう。
それでは、一眼レフとはどういうカメラなのか。

レンズとフィルム(デジタルの場合は撮像素子)の間に鏡(レフ)があり、レンズから入ってくる光(イメージ)を鏡で折り曲げてファインダーに導き、実際に撮影される絵をファインダーで見ることができるカメラである。
簡単に言うと、ファインダーで見ている絵と、実際に写る絵がほぼ同じと言うことだ。

ただ、一口に一眼レフというくくりでくくってしまうと、ハッセルブラッドの500シリーズから、EOS kiss digital Fのような最近のデジイチまで全てが一眼レフであり、カテゴリーとしては、いささか範囲が広すぎる。

そこで、フィルムフォーマットを分類に加えてやると、わかり易くなる。
一般的に一眼レフカメラと呼ばれる物は、35mmフィルムフォーマットのアイレベルファインダーを持った一眼レフカメラの事を指している。
35mmフィルムとは、コンビニ等でも売っている極々一般的なフィルムのサイズで、24mm×36mmの露光面積を持っている。

ここでは、この一般的な一眼レフをデジタル一眼レフと区別するために敢えてフィルム一眼レフと呼ぶことにする。
僕の周りで35mmフィルムカメラを使用している人の殆どがこのフィルム一眼レフを使用しており、35mmフィルムカメラの中でもやはり、問答無用で最も一般的なスタイルだといえる。
日本国内では、当時、太刀打ちできないほどに完成さえれたレンジファインダーカメラであったLeica M3に別の切り口でのアプローチで対抗しようと、一眼レフカメラの開発が行われた。
その結果生まれたのが、不朽の名機Nikon Fであった。
Nikon Fの登場により、一眼レフカメラの可能性はプロの市場でも認識され、それ以外のカメラはどんどん淘汰されていった。
また、日本の有名カメラメーカーは、レンズ交換式のレンジファインダーカメラの開発を殆ど止めてしまった。
そして日本のフィルム一眼レフカメラは、世界の市場を独占してしまったのだ。
その為、つい最近になるまで日本製の優秀なレンズ交換式レンジファインダーカメラは存在しなかった。

では、レンジファインダーカメラとはどういうカメラなのか。
一眼レフカメラと比較しながら、話しをすすめる事にしよう。
まず一眼レフとの一番の違いは、ファインダーである。
レンジファンダーとは光学的な距離計の事を指している。
一眼レフでは、鏡(レフ)を使って、光を曲げる事で撮影されるそのまま絵をファインダーで見る事ができたが、レンジファインダーカメラは、撮影するレンズとは別の光学系をファインダーが持っていたのだ。
この為、ファインダーから見えている絵はそのまま撮影される絵ではなく、レンズの焦点距離ごとのフレームがファインダー内表示されており、そのフレームを使ってフレーミングをする必要がある。
また一眼レフのように視度差を補正できないため、メガネをかけている人は、少々使いづらいだろう。
レンジファインダーの有効基線長の関係上、望遠レンズのピント合せには限界があるし、逆に近接撮影時には、最短撮影距離にも限界がある。

ここまで読むと、一眼レフの優位性ばかりが強調されてしまっているが、レンジファインダーが一眼レフに比べて全てにおいて劣っているわけでは無い。
レンジファインダーの優位性は、ミラーボックスを持たない事にある。
というかそれに尽きる。


ミラーボックスを持たない為に、一眼レフに比べて小型化できるというのがまず一点目。
また、レンズも絶対的に小型軽量化が可能である。
二点目は、ミラーを持たない為、シャッターを切った時にミラーが跳ね上がる事によって起きるミラーショックが無く、ボディブレの発生が少ない。
また、シャッター音も非常に小さくする事ができる。

じゃあどっちがいいの?
という事になるが、これはその人の撮影スタイルによる。
レンジファインダーが優位な状況は非常に限られているので、レンジファインダーをお勧めできる人の条件を大雑把にあげてみよう。

まず、好きなレンズは凡そ28mmから135mmの間でマクロ撮影なんてしない。
むしろレンズ交換も殆どしない。
構図は足で決めるもの。
カメラは自分の目。
シャッタースピードは1/2000まであれば十分。
スナップ写真が中心。
メガネをかけていない。
カメラの気持ちをわかって上げる事ができる。
ファインダーはあくまで目安程度にしか考えていない。
アンリ・カルティエ・ブレッソンの写真が好き。
木村 伊兵衛の写真も好き。

こういう人は迷わずレンジファインダーだ。
いささか乱暴ではあるが、こういう人の為にあるのがレンジファインダーなのだ。

という事で、ざっくりと一眼レフとレンジファインダーを比較してみた。
ここではっきりするのは、一眼レフとレンジファインダーは全くの別物という事だ。
レンジファンダーの正常進化が一眼レフというわけでは無いし、その逆も然り。
どちらにも絶対的な優位性など存在しない。

***以下は今日の内容から少しはずれた脱線文なので、純粋にカメラのハードウェアの事を知りたい人はここまでで以下は読み飛ばして頂きたい。***


しかし、デジタルカメラの世界では、この二つの問題を両方とも完璧に解決しようとしている非常に画期的で挑戦的なシステムが生まれてしまった。
それがMicro Four Thirdsシステムだ。
一眼レフ、レンジファインダーいずれのシステムからも正常進化を遂げている、現在唯一のカメラシステムだと言える。
詳細の説明は割愛させて頂くが、このシステムは一眼レフの利点とレンジファインダーの利点の両方を兼ね備えている。
簡単に言うと、ミラーボックスを持たない一眼システムだ。

今のところ、Panasonicからボディが一台と、レンズが2本だけ発売されているが、初号機としては、かなり完成度が高いという専らの評判である。

今後、製品のラインナップが充実してくれば、色々な意味で、かなり期待が持てる。
また他社もこのシステムに追随して新しいシステムを開発してくれれば、更に面白い事が起こりそうだが、今のところその気配は無い。
今年、最も注目すべきカメラシステムである事は、言うまでも無い。
またPanasonicは今年のレンズロードマップに20mmF1.7(35mm換算で40mmの焦点距離)というレンズがある。
このレンズが正にMaicro Four Thirdsシステムの真価を問う一本になるだろう。

というのも、ミラーボックスを持たないことによる最大の利点は、広角レンズの設計自由度の高さにあるからだ。
Four Thirdsシステムは、撮像素子サイズが、その他のデジタル一眼レフのシステムに比べて一回り小さい為に、通常35mm換算での画角が他のシステムでは1.5倍~1倍なのに対して2倍というディスアドバンテージを背負っていた。
しかし、Micro Four Thirdsでは、そのディスアドバンテージを跳ね返し、尚且つクオリティの高いレンズが作れそうなのだ。

20mmと言えば、35mmフォーマットでは超広角の部類に入ってくる焦点距離であるが、Four Thirdsでは、正に標準レンズである。
このレンズの出来がよければ、数年ぶりにカメラを買い換えるかも知れない。
ともかく、こんなにカメラの新製品に期待しワクワクするのは久しぶりの事だ。
元々、Four Thirdsユーザーである自分はかなりバイアスがかかった状況での評価をこのMicro Four Thirdsにしているのだが、それを差し引いてもあまりあるほど、魅力的である。

撮像素子のローパスフィルターの問題等、まだまだフィルムカメラを完璧には超えられないデジタルカメラだが、Micro Four Thirdsは完璧にフィルムカメラをデジタルカメラが超える最初の一歩なのではないかと思う。
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by tks-thekid | 2009-01-13 11:56 | E-300 14-54 2.8-3.5

ゆふいんモノクローム その2

かわっていくところがあって、かわらないところもあるわけで。
それは当たり前のことなんだと、ようやく受け入れられるようになった。

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by tks-thekid | 2009-01-12 22:02 | E-300 14-54 2.8-3.5

近所の風景 その3

やまや酒店

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by tks-thekid | 2009-01-12 10:15 | E-300 14-54 2.8-3.5

近所の風景 その2

見知らぬおばあちゃん

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by tks-thekid | 2009-01-12 10:13 | E-300 14-54 2.8-3.5

近所の風景

近所の風景と太陽を撮。


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by tks-thekid | 2009-01-12 10:06 | E-300 14-54 2.8-3.5

ゆふいんモノクローム

奥様の実家に行ったついでに、ぶらぶらと周囲を撮ってみた。
雪がちらついていて、とにかく寒かった・・・・・・
久しぶりの写真アップ。
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by tks-thekid | 2009-01-11 21:28 | E-300 14-54 2.8-3.5

三人並んで(写真)

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三人並んで、なんか料理してるとこです。
四人になると、どうなるんだ・・・・・・・




どうなるんだろう・・・・
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by tks-thekid | 2007-05-27 10:15 | E-300 14-54 2.8-3.5

十文字原からの夜景(写真)

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十文字原からAPUを撮った写真。
シャッターを切れば、大体どんなのが写ってるのか想像できるようになってきたけど、やぱり夜景は、わからない。
わからないからわくわくするし、たのしい。
三脚にカメラを据えて、数十秒間シャッターが閉じるのを待ってるその時間がたまらない。




どうでしょうかね。
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by tks-thekid | 2007-05-26 22:03 | E-300 14-54 2.8-3.5