SSD

今パソコン関係の技術の中で一番注目しているのがSSD(Solid State Disk)だ。
PCがどんどん高速化、低電圧化していく中でパフォーマンスの足をひっぱているのがハードディスクと言っても過言では無い状況なのだが、今後ハードディスクのパフォーマンスが劇的に進歩する期待が薄くなっているのも否めない事実だ。
というか、地味に進歩はしてきたが、90年代の頭くらいから性能面では殆ど変わって無いような気がする。

そのハードディスクの弱点であるランダムアクセススピードの遅さを隠蔽する為にWindows Vistaでは、Ready BoostやReady Driveと言った、新しい機能をもうけて、USBメモリなどのフラッシュメモリ上にスワップファイルをキュッシュして高速化したり、HDDにNVキャッシュと呼ばれるフラッシュメモリを内蔵してHDDのキャッシュとして利用し高速化するなどした。
更にintelの新しいプラットフォームsanta rosaでは、Intel Turbo Memoryなどの新しいハード的な技術も加わった。
しかしながら前述したとおり、これらの技術はあくまで”ランダムアクセススピードの遅さを隠蔽”する為の技術で直接的な改善では無く付け焼刃と言える。

そこでSSDの登場なのだが、SSDとは何かというと、簡単に言えばハードディスクの替わりにUSBメモリやSDメモリとして利用されているのとほぼ同じタイプの不揮発メモリを使った記憶装置だ。
まだまだ容量あたりの価格で言えば、ハードディスクよりは随分と割高ではあるが、性能面で見れば耐衝撃性、ランダムアクセススピード、省電力、発熱、等々全ての面でハードディスクより高性能なのだ。
これは付け焼刃では無く、根本的な改善と言えるだろう。

SONYのType Uをはじめ、いくつかのモデルでSSDを実装したPCが発売されている。
東芝製の最新モバイルノートはなんと64GBのSSDを搭載しており、その価格の高さも目を見張る物があるが、あえてこのタイミングでSSDを載せてくる心意気は素晴らしいと感じた。
既に2.5インチサイズのSSDでは、コンシューマー向けではないが128GBの物(数百万円)も作られている。
また、メモリの集積率は1年間で倍増の速さで高くなっており、それと同時に低価格化も少しずつ進んでいる。
この調子であれば、モバイル関係のデバイスのSSD化は、あと2~3年もすれば殆ど全ての製品で選択可能なオプションとして準備され、価格もHDDと変わらないくらいにまで下がるのではないかと予想している。
近い将来、PC内蔵の記憶装置としてHDDは完全に無くなってしまうという事も起こりうるだろう。
またPCのパフォーマンスに直接関係するシステム領域を持つ記憶装置は、高速なSSDを使用し、外付けのストレージデバイスとして、多少遅くても容量あたりの価格が安価なハードディスクを使うという、棲み分けが進んでいくのではないかと思われる。
ただし、今はエコの時代なので消費電力の改善されないハードディスクは、いずれ殆どの状況で淘汰されるだろう。
携帯電話や携帯音楽プレーヤーなどにも積極的に使われるようになり、高性能で省電力のモバルギアの開発にも大きな力になることが期待される。

よいところばかりを書きつらってみたが、勿論まだまだ問題点もある。
例えば、書き込み、書き換え等の耐性と言う点では、HDDの方が上であるし、前述したとおりに容量あたりの価格はまだまだ高い。
今後それらの改善は、心配しなくても進んで行く事だろう。



二日酔いです・・・
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by tks-thekid | 2007-06-07 08:32 | 四方山話し
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