フルサイズミラーレス機が登場すると・・・

フルサイズミラーレス機を何故、そこまでに待望しているのか。
その理由は実は非常に単純だったりす。
フルサイズミラーレス機が登場する事で、世界中に数多に存在する、マニュアルフォーカスレンズの多くがマウントアダプターを介して、そのままの画角で使用できるようになってしまうからだ。

例えば、ライカMマウントやLマウント、M42、ヤシコン、キヤノンFD、ニコンFにPENTAX Kまで、ありとあらゆる、マウントのマニュアルフォーカスレンズを一つのボディで使えるようになる。
ミラーレスにする事でフランジバックが短くなり、アダプターで調整を行えば、あるゆるレンズが使用可能になるのだ。
また、ボディの設計次第では、一眼レフでは使う事が難しかったバックフォーカスの短い後玉の張り出したレンズも使用できる。
実際、マイクロフォーサーズでは、今まで難しいとされていたマウントのレンズがマウントアダプターを介して使えるようになってしまっている。
これはある意味でパンドラの箱である。
この箱を開けてしまうと、カメラメーカーは、古今東西のあらゆるマウントのレンズと競合しなければならなくなる。
しかし、ユーザーにしてみれば夢のような話だ。

レンズの性能は、40年前のレンズと今のレンズを比較すれば、それは間違いなく今のレンズの方が高性能になっている。
工業製品である以上、それは当り前の事なのだが、性能だけでは評価できない事があるのは事実だろう。
その性能という観点からは評価できない事がクラシックレンズの魅力なのだと思う。

話は変わって「カメラの進化」という観点から、このフルサイズミラーレス機を評価したときに、レンジファインダーカメラと一眼レフカメラの機構上の欠点の両方を解消し、またその逆のそれぞれの利点を持つ唯一のカメラシステムとなるわけだ。
半世紀以上の時を経てようやくカメラが、カメラとして新しい進歩を遂げるという事になる。
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by tks-thekid | 2010-03-01 13:10 | 四方山話し
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